インプラント治療の流れ

診断、検査
治療についての説明や、治療期間、治療方法などの説明を受け、 インプラント治療が可能かどうかを、CTスキャン、レントゲン写真などで検査します。
歯が無くなってしまうと、上顎洞が拡大、上顎の骨を吸収していき、 上顎の骨の厚みが次第に無くなっていきます。 上顎の骨の厚みが無くなってしまうと、インプラントを埋め込むことができません。


インプラントを行うには充分な骨の量が必要です。 顎骨の状態によっては、サイナスリフトや、ソケットリフトの上顎洞底挙上術や、 GBR法やGTR法の骨誘導再生法などの、骨量を増やす手術を行う場合があります。。
インプラント手術
インプラントを埋め込む手術を行います。術中も術後もそれほど苦痛を伴いません。 時間も肉体的疲労も、一般的な抜歯治療と同等程度です。 治療の恐怖感が強い方は、専門医に相談し、麻酔による睡眠治療(静脈内鎮静法)を行うことも可能です。 その場合、半ば睡眠状態で治療を受けることができ、治療後も快適に目覚めることができます。
インプラントを埋め込む手術には、1回法と2回法があります。
1回法は、1度目の手術で歯肉(歯茎)に埋め込んだインプラントのヘッド部分を露出させておき、2回目の手術で歯冠を取りつけます。
2回法は、1度目の手術でインプラントを完全に歯肉の内部へ埋め込みます。 金属部分が露出していないため、インプラントの固定期間中にも人目を気にすることがありません。 固定期間を過ぎた後、もう一度歯肉部分にアバットメントを取りつけるための手術が必要となります。
抜糸・固定期間
術後1週間程度で抜糸を行い、その後は骨とインプラントが結合するのを待ちます。 通常ですと、上顎で3~6ヶ月、下顎の場合3~4ヶ月で結合します。
仮の義歯の製作、調整
骨とインプラントが結合したら、土台を取り付け、歯冠の部分となる仮の義歯の製作を行います。 歯の型を取り、その型を基に義歯を作り取りつけます。 歯の噛み合わせを見ながら1週間程度、実際に生活して頂き、義歯を調整していきます。
歯冠の製作、最終調整
仮の義歯を基に実際に取りつける歯冠を製作します。 歯肉の形を整えたり、審美的な希望で幾度か調整を繰り返し完成です。